うつに負けない、家族愛!!

 私の娘は、就職してわずか3週間でうつ病と診断されてしまいました。母親、父親、そして兄弟の目から見てきたこと接してきたこと、主治医の治療方法、カウンセラーのお話、私たち独自で考えて実践してきたこと。これら実際に体験してきたことを私たちの記憶が薄れてしまう前に記録として残しておきたいという思いから、うつ病との戦いを闘病記としてつづってまいります。同じような境遇の方、そしてご苦労されているご家族の方達にぜひ読んでいただければと思います。

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発作



うつ病 パニックの記録

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うつ病とパニックの記録

私は、娘の葵がうつ病になってからずっと手帳に記録を付けています。
それを見ながら、この「闘病記」をつづっています。

今も、手帳を見ています。
その記録は、初めて発作を起こして救急搬送をされてからパニックの発作の記録でもあります。

あらためて見直しますと、初期のころは、風呂場での発作が多いことに気がつきます。

狭い所に拒否反応を起こしているように見えます。
そのころは、お風呂をどうするかということが目の前にある大きな問題だったのを思い出しました。

一日に、2回3回と発作を起こしているのが見てとれます。
徐々にパニックの発作の回数が減っていくのもわかりますが、
その代りに気分が悪くなるという書き込みが増えてきます。
これは、発作を起こす前に薬を飲ませることができるようになってきたからだと思います。

発作を起すタイミングがつかめてきたということになります。
でも、それは発作の元になる要素をつかんでいるわけではなく、薬で発作を抑えているにすぎないのです。
ですから、娘の葵は気分が悪くなっているのです。

葵は、パニックの発作を起こす回数は減りましたが気分が悪くなるという記録が多くなっていました。

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うつ病との戦いのはじまり
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うつ病 脳障害

今度は、気分が悪くなる、パニックの発作を起こす。
この原因を突き止めることが必要になってきます。

うつ病とストレス

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うつ病とストレス

うつ病になってしまった、私の娘、葵を彼が気晴らしにとドライブに連れて行ってくれました。

それは、高速道路を走っていた時だそうです。
彼が、十分気を付けてくれていたのですが、様子が変だったようです。
そうです、発作を起こしたのです。

彼が車を路肩に寄せて薬を飲ませてくれたそうですが、
やはり、ドライブ中も発作を起こしてしまいました。

心療内科のカウンセラーの先生は、なんでもダメというのは本人にとってストレスになるのである程度は自分で判断させないと駄目ですよと言われていたのでドライブに行かせたのですが、発作を起こしてしまいました。

でも、カウンセラーのおっしゃる通り気晴らしも必要なので薬さえきちんと服用できれば問題ないのです。

ドライブ中も大発作になる前に薬を服用で来たので幸いでした。

後日、闘病生活の初期の段階では、記憶が残っていないことが多かったのですが、ドライブの楽しかった思い出は残っていると言っていました。

家に戻れば、単調な闘病生活の毎日です。
21歳という、人生で一番楽しい年代です。
楽しみがなければ、張り合いがありません。

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状況、病状が許す限り、楽しいこともさせてあげたいと思います。それが、ストレスの発散になるはずですから。そう信じています。もちろん、充分に注意したうえです。

うつ病 パニックの発作

うつ病 パニックの発作

うつ病の私の娘、葵。
何度も、何度も、発作を起こします。
横になっているときでも、お風呂でも、
お風呂で一人でいるときは危険です。

窓を開けてぬるめのお湯で入るのですが、時折、発作を起しかけます。
ある日、お風呂に入ろうとしたのですが、パニックの発作を起こしてしまいました。

お風呂場の前です。
幸い、弟の長男がいたので2階に運んでもらうことにしました。
パニックの発作を起こして全身の力を抜いている葵は、大変重たく感じます。
そんなに体重のある娘ではないのですが、力を抜いた人間というのは大変運びづらいのです。

でも、頼もしい長男は、
一人で抱き上げて、2階に運んでくれました。
持つべきは、心優しくて力強い男の子、長男です。

その後も、パニックの発作を起こす。
薬を舐めさせる。

これの繰り返しです。
でも、繰り返していくうちに、
私、気が付き始めました。
薬をあげるタイミングです。

表情をよく見ていると分かるのです。
何度も発作を繰り返しましたから。

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私、分かるのです。
だから、私がそばにいれば、パニックの大発作まで起こさなくて済むのです。
大発作を起こさなければ本人の負担も軽くなります。
一歩前進しました。

カウンセラーのお話

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カウンセラーのお話

葵の様子を見ていたカウンセラーの先生は、葵の額、眉間のあたりを見て「緊張していますね」「これは鬱の症状ですね!」

私たち2人は、「えっ!」とショックを受けてしまいました。
「就職して3週間で鬱ですか?」

私たちも、鬱が最低で2ヶ月、月単位、年単位の治療が必要であることくらい聞いたことがあります。

カウンセラーの先生は、
「カウンセリングというのは、10回位までは表面的なお話と接触になります」
「10回以降から段々、心の内面に入り治療の効果が表れるのです」
「ですから、最低2ヶ月は必要ということです」
「飲み薬と、カウンセリングで治療をしていきましょう」
「順調に行けば2ヶ月位で薬の服用を終わらせて、カウンセリングだけの治療に移行できるかもしれません」
「大丈夫です」「必ず治ります」とカウンセリングの先生。

2度も発作止めの薬を飲んだ葵は、「ぼう」っとしておりました。
私たちも、鬱という言葉に呆然となり、ただただカウンセラーの話を聞いていました。

でも、優しいカウンセラーの口調は葵にとって慰めであり救いであったようです。

私たち3人は、主治医の指示を受けるのを待つため、待合室へと向かいました。

私たちは、先ほどのカウンセラーの「鬱です」という言葉にたじろいでいました。

また、主人は後々、私たちを悩ませることになる言葉。「額が緊張している」について考えていたそうです。
「額が緊張しているとはどういう状態なんだろうか?」だったそうです。

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「富士山さん」、主治医の声にその言葉は置き去りにされてしまいました。

カウンセラー

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カウンセラー

カウンセラーの先生と初めてのカウンセリングです。

粉薬は、即効性があると言われるだけあって、発作はすぐにおさまりました。
発作を起こすとひどく疲れるようで、葵は、ぐったりしていました。
どうやら一ヶ月の療養を受け入れたようです。

おとなしく、カウンセリングの順番を待ちました。

ほどなくして、診察室に入りました。

主治医は、さすがに意志の強そうな印象でしたが、カウンセラーはとても優しそうなイメージの女性でした。
葵も、ほっとしたようです。

「どうしました?」とカウンセラー

私が昨夜の説明をし、娘にも話を聞きました。

「わたしわぁ、幼稚園に就職してすぐに担任を持たされました」
「でもぉ、入ったばかりのわたしにわぁ、分からないことばかりでした」
「幼稚園で使う画用紙も自分で買ったの」
「あとで、幼稚園にあるのわかった」
「だって、これどうしたのって」
「他の先生にいわれた」
「たまたま家にありました」「ほんとは、わからなくて自分のお金で買ってた」
「ほかにもいろいろ」
「保護者と電話するときも職員室の先生がみんな聞いているし」
「電話中なのに」
「そうじゃないでしょ」
「といわれる」
「プレッシャーで動悸がして、緊張してよけいうまく話せなくなる」
「何で言われたことができないのとか」「それじゃダメでしょとか」
「毎日言われ続けました」

また、呼吸が荒くなり始めました。
「誰もわたしを認めてくれない」「誰もわたしを認めてくれない」

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発作を、起しかけているのです。
私も2度目ですので、手にだして舐めさせることができました。
後ろから、主人が葵の肩を心配そうに抱きしめていました。

心療内科クリニック

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心療内科クリニック!!

心療内科クリニックに到着しました。
葵もおとなしく、手続き待ちです。

心療内科クリニックの先生との診察が始まりました。
「どうしましたか?」と先生。
昨日の出来事を説明する私。
即効性があるという薬を差し出す先生。「パニックの発作が起きそうになったらこれを飲んで下さい」
その薬は、粉薬でした。
「働きながら通院して様子を見ましょうか?」
段々、呼吸が荒くなる葵。
「幼稚園に行かなければ」
「幼稚園に行かなければ」
「誰も私を認めてくれない」「もういやだ」「わー」

なんと、葵は、病院でパニックの発作を起こしてしまったのです。

あわててしまって、もらったばかりの粉薬を簡単に飲ませることができません。
そこで、手に出して舐めさせました。

心療内科クリニックの先生は、じっと様子を見ていました。
「分かりました。本来はご自身で判断する方が良いのですが、私が主治医として判断します」「一ヶ月療養して様子を見ましょう」「私が判断した方があなたも負担を感じないでしょう」

葵は「でも皆に迷惑がかかるから休めません」
心療内科の先生は「長期療養者が出てもそれに対処するのは、経営者の責任であり仕事です」「あなたは何も心配する必要はありません」「この診断書を幼稚園に提出して下さい」

診断書、「一ヶ月の療養を必要とする」

この時点では、まだ、うつ病と診断されていたわけではありません。
私たちも、ただ「一ヶ月の療養か」「それもしょうがないな」と思っただけでした。

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心療内科の先生は「このあとカウンセリングを受けて下さい」といわれ、再び待合室で待つこととなりました。

パニック障害!!

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パニック障害!!

夜が、明け月曜日の朝となりました。
主人はその日、会社を休むことにしておりましたので私と主人はどうするか相談しました。

本人はと申しますと、出勤するつもりで起きてきたのです。
「そんな状態で出勤なんてできるわけがない」と主張する主人。
「大丈夫、行く」と葵。
「休んだ方がいいわ」と私。

主人は、診療内科に連れて行きたいと考えているようです。
自分自身が以前、耳の閉塞感から耳鼻科ではなく、自律神経に問題があると判断して診療内科クリニックに通院をしたことがあるのです。その病院がいいだろうと考えていたのです。

しかし、無理やり連れて行くことはできません。

葵は、朝、起きてから「ぼう」としたままです。
見るからに具合が悪そうですし、顔色もすぐれません。

幸いと言っていいのかどうか、あまりの気分の悪さから葵は、自分から日本赤十字病院の精神科に行きたいと言い出したのです。

とりあえず、出勤することは諦めたようでした。主人が診療内科クリニックという病院について説明をすると本人も納得したようでした。

本人も含めた私たち3人は、この段階では事態の重さに気づいておりませんでした。
このことが、これほど長期療養になるとは思ってもみませんでした。
おそらく、2、3日もすれば治るだろうと。
しかし、このパニック障害による発作、そして救急車による搬送。

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長い闘病生活が始まってしまったのです。
そうとも知らずに、私たち3人は車で心療内科クリニックに向かったのでした。

うつ病との戦いのはじまり

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うつ病との戦いの始まり!!

うつ、わたしの娘「葵」(仮名)が現代病と言われるうつ病を発症したのは、2008年4月20日ことでした。

その夜、10時を少し過ぎたころでした。
眠っていた私は、外でけんかでも始まったのかと思いました。
しかし、それは我が家のなかで起こっていたのです。

体調不良を心配した娘の彼が送ってきて、玄関に入った時のことだったのです。
「ワー」「ワー」
「もう、いやだ!」「もう幼稚園に行きたくない」
「もう、いやだ!」
呼吸荒くぐったりしながらも「いやだ、いやだ」「幼稚園に行きたくない」と泣き叫ぶ葵。

やがて、苦しそうな呼吸音が響くばかりとなりました。
家族全員もその場に揃ってしまいました。
救急車を呼ぶ葵の彼。
マットを出し、何とか運ぼうとする主人。
なす術もない私。

葵は、パニック障害を起こし、過呼吸となり救急車で総合病院に運ばれたのです。
過呼吸は深刻な場合心臓が停止する場合もあるそうです。

救急車には、私が同上し、主人と彼が車で追走したのです。
病院で鎮痛剤らしきものを注射してもらったようですが、宿直の先生は、あまり要領得ないような感じでした。
「胃腸が弱っているようですので、とりあえず注射と、あと内服薬を出しておきます」とういうような話でした。

パニック障害、主人は考えているようです。「気分が落ち着けば大丈夫だろ」落着きを何とか取り戻した葵を連れて帰宅をしたのです。

帰宅したときは夜中の2時を回っていました。弟たちは、心配して起きて待っててくれました。

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パニック障害!!
うつ病 脳障害

葵といえば、夜が明けたら出勤するつもりでいるようです。
「幼稚園にいかなくちゃ」と、ぶつぶつ言っていました。
まるで、独り言のように。とにかく、その時は、床に就いたのです。 

うつ病 誰も私を認めてくれない

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2009年4月3日
うつ病 誰も私を認めてくれない

うつ病になってしまった娘の葵は、
発作と止めの薬を利用しているのですが、
それでも、薬が間に合わずにパニック障害、パニックの発作を起こすことが時々あります。

その時の症状は、過呼吸となりとても苦しそうです。
私は、背中をさすってあげます。

そして、必ず同じことを繰り返し叫びます。
決して大きな声ではありませんが、苦しそうに訴えます。

誰も私を認めてくれない。
誰も私を認めてくれない。
誰も私を認めてくれない。

これを繰り返し、訴えます。
そのあとは、

もう、いやだ。
もう、いやだ。

この状態が、10分ほどつづき、やがて収まります。
薬の効果が現れるからです。

一番最初にパニック障害の発作を起こしたときは、これがずっと続きました。
病院に運ばれても収まりませんでした。

それを考えればまだ良いほうなのでしょうが、
一度発作を起こすと、脳障害と言われておりますのでとても心配になります。
脳に大きな負担がかかってしまうのではないかと心配になります。

パニック障害の発作だけは何とか避けたいと、いつも思っています。
うつ病になってしまった娘の葵は、
いつまでこれが続くのでしょうか、
何度繰り返すのでしょうか。

パニック障害 発作止めの薬

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2009年3月27日
パニック障害 発作止めの薬

うつ病になってしまった娘の葵は、
一人で散歩に行くようになりました。
もちろん意欲が低下していない時です。

でも、そのようなときでもパニックの発作の前兆がである気分が悪くなったりするのです。気分の悪さがさらに進むとパニック障害、パニックの発作まで進行してしまいます。原因は、仕事のことを考えたり、幼稚園のことを考えたりするからです。考え事をするとろくなことがありません。

カウンセラーの先生に言われたとおり、発作止めの薬を持ち歩くようになりました。
一日4袋まで飲んでいいのです。一袋を3分の1の分けています。4袋は12回分になります。1日に12回も発作を起こすことはあり得ませんので、安心して服用できます。それに副作用がありませんということです。

私たちにとっては、魔法の薬です。
カウンセラーの先生は、財布に入れてお守り代わりにしてくださいと言っていました。お守りというのもうなずけます。

それでも、薬の量は少ない方が良いという考え方があります。
娘の葵もそうでした。
極力服用しないようにしていました。
そして、気分が悪くなるのです。

私は、はっきり言いました。
カウンセラーの先生の言うことが守れないの。
言う通りにできないの。

本人は、9種類もの薬を服用しています。
できるだけ減らしたい気持ちも分かります。
でも、パニックの発作は、体に大きな負担がかかります。
それに公園で一人のときは、困りますし危険です。

やっとのことで、納得してもらいました。
パニック障害の発作止めの薬は、最大限有効に活用しなければいけません。うつ病を治療する上でとても重要なことです。
ひとつひとつ障害を取り除いていくのです。
少しずつ前に進むしかないのですから。
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